先生に注意されます。

子どもの判断

買ったソだもン。ショウちゃんおばちゃんなんか、いないも
いくらしたの?買ったンなら、いくらしたの?お金、おまえ、二エン三千エンだったよなにイ?それ
だって、買ったもどうして持ってたの?
母親の心は、ここでほんとに冷たく暗くこわばってしまいました。決意が目の底に光ります。
さあツーと、引っ立てて、わが家に戻り、ヨウタを家の中へ引っぱり込んで、いや、引っぱり込もうとするのに、ヨウタは必死で、戸の端にしがみつこうとして。
母親の気配を悟ってヨウタは家に入るまいと、懸命です。だって、ぶたれるもの有無をいわさず、力づくでわが子を家に引き入れた母親が、ヒステリックに泣きわめきます。

  • 子どもや親に対して威張ります。
  • 大学附属小金井
  • 子供のため

先生はこわくなってしまいます。

「ヨウタ。
そんな大ウソつきに、いつからなったのオ。
もおお、もおお」
泣きわめきながら、バシリ、バシリとお尻や背中をぶち続けます。
ぶたれる四歳児も、大声あげて泣きわめきますなんだかやり切れない、こんな場面が、何日か置いての、たびたびの繰り返し。
こんなことがたび重なれば、ますます幼児は、とっさのウソをつくのがうまくなる一方です。
ウソにウソを重ねて、ウソをつかれる母親以上に、子ども自身が、なにがなんやらさっぱり分からない。
気持が粗雑になって、日頃のすることなすことのすべてが粗雑この上ない。先生が苦笑しているとせんせい

成長したくてもできなくなってしまいます。
成長したくてもできなくなってしまいます。

勉強をするいまの生徒

母親は、子どもがなにをするやら分からないと、四六時中、疑心暗鬼で、なにかあるたび、とにもかくにも、子を引っとらえて、糾弾、糾明なにひとつ、すっきりしたことにならず、思い余って、父親に助けを求めれば、どこがどうなのか、夫婦の意見の喰い違いだけがはっきりしたりして。
明るかった家庭に、暗い雲が漂いはじめますこんな成り行きが、決して珍しくないのですね
親の思いつく図式通りに子を導けない以E、図式そのものを検討し直さざるを得ないわけです。
無意識のうちに、心になにかを感じるとき、子どもは素直になる
まず、素直でない状態の子どもに、素直になりなさいと、ことばで命じて、すぐに素直になるのなら、それはもとから大変素直な子であるわけです。

経験をさせましょう

素直でないな、素直ではないと、気になり過ぎるほど気になっている位であれば、素直になれと命じられても、命じられたその場で、そう簡単に素直には、まずならないだろうということです。
なれといってもならないから、もっともっと繰り返して、素直になれと強制すれば、子どもは、反対に、意固地になってしまいがちですよ。
なれといってならないのなら、それじゃ、あきらめるしかないのか、もしかたがないのか、と、そんなことをいっているのではありません。
子どものウソはつき放題でじゃあ、なんにもいわないで放つといたら、あそんなにあせらないでください。
勝手に、素直になっていくとでもいうのか、と、まこれは、ウソをいっているのだナ
そう。

中学三年でよかったという子

ほんとにそうなのね?
と思ったとき、と、しっかり確認しておきます。
そうだよ、ほんとにそうだからね
とでも子どもがいえば、
もし、間違いだったら、「ウソじゃないだろうね?と不審気に問い直すのでなくて、間違いだと気がついたときに、そういってね」
という位に、さらりといっておいてやるのですよ。
こっちが引っぱるから、向うが逃げようとする。こっちが平静でいたら、そういうことが、こんな場合にもあてはまるのですね向うも平静に戻る、と、などと、「そうなの。
それ以上気に留めない様子でいたら、もし、間違えてたら、間違えてたと、さらりといい思いがけなく流しに立って皿でも洗っている母親の意外とそういってね」
流して、スカートを引っぱったりして、さっきのオモチャを後ろの手にはしっかり持っていて
ボクねなんて、いい出しにくそうにあとはもじもじしていたりします。

子供がかわいそうではないです
子供がかわいそうではないです

子供に眼のとどくところ

「どうしたの?はっきりいいなさい。いわないと分からないでしょ?
などと、故意にどうでも子どもに白状させることが、罪の意識を持たせることになっていいことボク」
子どものメンツを潰しにかからないで。
むしろふっきれた調子で、だなんて思わないで。
追いつめて、つっぱるように、そう改まって問われると、いいんだって子どもは、だって、
いいよ、と叫んで、ですよねえ。
ぽーんと、そのオモチャを放っぽり出して、親の許から遠ざかってしまったりするのだから、いい出しにくそうにしているのなら、さっさと、
ああ、間違ったときは、間違うのよ。うん、持って帰ってきちゃつたね。

ウン!マチガエちゃった!
ようし。返しに行ってらっしゃい。うん、私も一緒。行く、行く
ウン、ボク、行く。返しに行く

行こう、行こう!
ごめんなさいって
ウソ、ごめんなさいってマチガエちゃって
ことばのリズムを受けて、返して。その楽しさで、心を開きあってしまうのですね。


先生が苦笑しているとせんせい 学習で埋めていかないともったいない 子どもたちはとくに国際時代に直面する